2020.1.6

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2019.12.28 15年前の師走から100回目のワークショップ


第100回ワークショップ開催しました

 2019年の年の暮れも押し迫った12月28日(日)、馬場小室山遺跡フォーラムのワークショップが東浦和公民館で、開催されました。
 2004年12月26日に記念すべき第1回のワークショップが開始されて、奇しくも15年目の同じ時期、第100回目のワークショップ開催です。
   
2004年12月26日 第1回ワークショップの様子

 ワークショップの内容は、以下の通りです。

(1)「葛飾台地」を中心とする縄文中期中葉の土器群(阿玉台Ⅰa~加曾利EⅠ新)について齋藤弘道さんにより解説。
 大山柏の地図では関宿~花見川あたりまで「葛飾台地」としとその以東の「下総台地」と分けてていること、常総の中期土器の特徴を考察しました。

(2)鴨志田隼司さんにより、「銚子浦」の形成過程と縄文時代後晩期海況、チョウセン(汀線)ハマグリなど外洋性貝類を産出する遺跡について、また鹿島低地周辺のラグーン形成と縄文遺跡など、霞ケ浦湾口部の古環境について興味深い説明がありました。
 
   
(3)岩手県山田湾の集落の縄文中期土器についての齋藤瑞穂さんの発表要旨が紹介され、山田湾浜川目沢田ⅠⅡ遺跡の集落土器の分析から、中期「大木8-9(中間)式」時期の不連続に注目し、この遺跡が縄文三陸津波とその復興を物語ることなどを学びました。

  ⇒資料 「縄文三陸地震津波再論 ―山田湾の復興を考える手掛かりとして―」 齋藤 瑞穂 ・ 鈴木 正博



 夜は、駅前の居酒屋が忘年会時期とあって、軒並み予約客以外お断り。少し離れた中華料理店での懇親会となりました。

 ワークショップ レジュメ  ⇒第100回(2019.12.28)  ⇒前回 第99回(2019.12.1



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