2018.12.25
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2018.12.23 「製塩土器」を通して、
東日本の縄文晩期社会の生活文化を考える年末ワークショップ
T2018年暮のワークショップの話題は、縄文の塩作り |
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午前中は、先日、明治大学で開かれた「縄文の塩Uー製塩土器の型式と技術」に参加した際の、鴨志田さんから詳しい報告でした。 「製塩土器の母胎は加曽利B式から安行T式の無紋浅鉢か。」 「海退期の比較的低塩分濃度の海域で形成される。」 「補注式灰煮沸法?ならば土器の薄手化が可能。」 「塩は、石製品などとのとの交換品か?」 などなど、あつく語っていただきました。 資料「明治大学の『縄文の塩U−製塩土器の型式と技術』に参加して」鴨志田隼司 を参照のこと。 |
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U 古鬼怒湾の「製塩土器」出土遺跡の実態に触れるワークショップ | ||||
午後からは、霞ヶ浦南岸の道成寺貝塚と広畑貝塚の土器片資料を実見して、その中から製塩土器を拾い出して、その特徴を観察しました。 斜面貝塚である道成寺貝塚の資料では、報告書(未刊)作成からもれた一括の土器片群(胴部の小破片が多い)から製塩土器片を探し、口縁部の処理の仕方などを観察しました |
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道成寺貝塚の資料から製塩土器を探して見ました |
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広畑貝塚の資料は、「史跡」指定以前に表面採取された大小の土器片で、縄文後晩期の精製土器や異形台付土器、土偶の脚部などに混ざって、よく焼けた製塩土器の破片も多く見られました。 | ||||
広畑貝塚の資料から製塩土器を拾い出してみました。 |
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広畑貝塚の製塩土器 |
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広畑貝塚の縄文後晩期土器片 左上は異形台付き土器、右は土偶脚部、下は鉢の口縁部の突起 |
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常松さんから 道成寺貝塚の製塩土器と 東北の松島湾の製塩土器との比較について話をお聴きしました。 | ||||
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松島湾の七ケ浜町歴史資料館の企画展を見て来られた鈴木さんと齊藤さんから、大木囲貝塚と大木式土器について解説していただきました。 | ||||
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その他、山田湾まるごとスクールの課題「蝦夷と製鉄」の一環として、「陸奥国の製鉄の開始は7世紀に遡るか」について、荒木隆氏の最新の論文が紹介され、活発な議論があり、ワークショップは午後4時に終了しました。 終わってから、東浦和駅前の居酒屋で恒例の「ワインアーケオロジー」。駅前ロータリーのイルミネーションがきれいでした。 |
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朝、三室公民館へ行く途中、馬場小室山の小室神社参道入り口の武笠家敷地の角にあった馬頭観音像塔が今年の8月に建て直されていました。 きれいに洗われて、銘文もしっかり読めるようになっていました。 銘文上部「為□菩提」 右下「是より[ ]」 左下「武笠杢左エ門」 2004年、馬場小室山に通い始めたころのHPでも、この馬頭観音についてルポしていました。↓ 9 歴史の中の馬場小室山とその周辺U 1.村境の馬頭観音さま |
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ワークショップのレジュメ⇒2018.12.23 第92ワークショップレジュメ 資料⇒ 「明治大学の『縄文の塩U−製塩土器の型式と技術』に参加して」鴨志田隼司 |