2011年3.11東日本大震災で三陸の沿岸地域が壊滅的な津波被害を受けて今年（2018年）で7年目。
震災翌年の2012年から、岩手県の山田町でを訪ねる「ワンダートラベラー 山田湾まるごとスクール」を開催、6回目の実施となりました。
今回は、 9月1日（土）から3日（月）までの日程で、馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラムと葛飾考古学クラブのメンバー12人が参加、うち2名は初参加です。
今も変らない美しい海と山、復興真っ最中の街と人々、そして高台移転のための発掘調査で明らかになりつつある原始～古代の遺跡群など、被災から7年たった山田町の姿から、あらためて学ぶ旅が始まりました。
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山田町出身の自然地理学の研究者の小岩清水先生作成の図に加筆 |
Ⅰ 第１日目 9月1日（土） 昼の部 
9月1日、午後1時過ぎに新花巻から釜石線で遠野駅に到着した一行と、北上駅からレンタカーできたメンバーが、「道の駅 遠野風の丘」で合流、 釜石から仙人峠のトンネルを抜けて、2時過ぎに山田町に到着しました。
さっそく山田町役場に隣接した山田町中央コミュニティセンターで、川端弘行会長ほか山田史談会の皆さまと、文化財担当の川向さんと、再会し、「山田湾まるごとスクール」の第一日目の予定の山田史談会の皆様と考古学の勉強をはじめました。
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山田町中央コミュニティセンタ-に到着、山田史談会会長の川端弘行先生と再会しました |
斎藤弘道さんと安井健一さんから、震災後の復興住宅開発で明らかになった山田町大沢地区浜川目沢田Ⅰ遺跡でたくさん出土した縄文土器についての解説。
その後、川端会長の大浦の土器片コレクションとを比較して、この地の大木〜大洞式の土器の共通性と特徴を実習しました。 また浜川目遺跡に土偶についてもその特徴についてのわかりやすい新知見の説明など、充実したひと時でした。 |
 
山田町大沢浜川目遺跡出土の縄文中期土器について斉藤さんから、さらに土偶について安井さんから説明
交流会資料↓
「山田湾を望んだ縄文むら-浜川目沢田Ⅰ遺跡-」 「山田湾を望んだ縄文むら-浜川目沢田Ⅰ遺跡の土偶-」
大沢浜川目沢田Ⅰ遺跡発掘調査報告書 |
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山田町史談会と葛飾考古学クラブメンバーのメンバーが熱心に、
川端コレクションの土器を見定めて、斉藤さんに質問しています。
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大浦で蒐集された川端コレクション土器は、
山田町大沢地区浜川目沢田Ⅰ遺跡の縄文中期の土器（大木式）と同類のものが多く見られました。
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山田町役場構内にて、山田史談会の皆さまと記念撮影
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Ⅱ第１日目 夜の部
夜は、山田駅前の魚料理の居酒屋で、山田史談会と山田町まるごとスクールの交流会。
歴史談や、2011年大津波体験談などで盛り上がりました。
新物のサンマの塩焼き、新鮮なホヤの刺し身が美味しかったです。
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