2018.4.7

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 2018.4.1見沼のお花見ウォーク&
「土器型式」ワークショップ

Tさいたま市立浦和博物館〜見沼田んぼのお花見ウォーク

 2018年4月1日(日)の馬場小室山遺跡フォーラムのワークショップ。
 午前中は、さいたま市立浦和博物館にて、馬場小室山遺跡の縄文土器や近隣の弥生遺跡の出土土器、見沼田んぼの歴史展示などを見学したあと、三室まで見沼田んぼの見沼代用水西縁添いの桜を楽しみながら歩きました。
 今回のお花見ウォークのテーマは、弥生の環濠集落遺跡の景観と立地で、台地の縁の北宿遺跡馬場北遺跡の場所を確認しながらの散策でした。
  
さいたま市立浦和博物館 - 鳳翔閣にて、 馬場小室山遺跡の出土遺物を見る。
  
馬場小室山遺跡の人面付土偶付土器と注口土器        土偶付土器(右)
  
左:円正寺遺跡の弥生土器    右:駒場前耕地遺跡の甑形弥生後期土器と白幡本宿遺跡の弥生の台付甕
    
大谷場小池下遺跡出土の弥生後期壺型土器
  
(左)さいたま市立うらわ博物館2階にて今日のWSの見所と予定を説明    (右)見沼代用水西縁 さいたま市立病院のある北宿遺跡の下あたり
       
(右)弥生環濠集落の馬場北遺跡はこの右手の台地上


U馬場小室山遺跡を通って〜三室公民館での土器分類
 
新緑が美しい馬場小室山遺跡
  午後からは、、三室公民館で、レジュメに沿った情報交換の後、茨城県旧石下町の崎房遺跡で表採された縄文後晩期の土器群の分類をしました。
 堀之内式、加曽利B式、安行1〜3式が大半ですが、中にはミミヅク土偶や異形台付土器、耳飾などの珍品もありました。
 この土器群は、5月4日の馬場小室山遺跡での青空考古学教室の教材に活用する予定です。
 
三室公民館にて崎房遺跡採集の土器を見る。 久しぶりの土器分類に皆さん熱中!

土偶や円盤、耳飾、異型台付土器、注口土器、ミニチュア土器などの「珍品」類

ミミヅク土偶

耳飾
 
そのほか、「山田湾まるごとスクール」のプランと現地の状況、前回紹介された伊奈町本上遺跡(安行3d式の出土する神社境内の謎)、小山市乙女不動北浦遺跡の縄文晩期再葬墓の状況などの説明などがあり、公民館退出後は、井山紘文氏の絵画作品の展示会へと向かいました。

ワークショップの資料 レジュメ2018.4.1 第87ワークショップレジュメ

 

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